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S&P/JPX プライムマーケット 250指数 の 紹介

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2023年のプライベート市場の分析レポート: ケンブリッジ・アソシエイツのベンチマークと公開市場指数の比較

AI主導の指数化アプローチによりAIイノベーションに連動することを目指す

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S&P/JPX プライムマーケット 250指数 の 紹介

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P DJI)と日本取引所グループ(JPX)は、東京証券取引所(TSE)のプライム市場上場企業で構成されるS&P/JPX プライムマーケット250指数を共同開発しました。この指数は、プライム市場の上場企業を対象とする株価指数としては初めて、グローバル投資家向けに開発されたものです。この指数は2024年12月9日に算出を開始し、時価総額、流動性、収益性、セクター分散の要件を満たす日本の大中型株250銘柄で構成されています。

S&P/JPX プライムマーケット250指数は、米国の代表的な株価指数であるS&P 500と同じメソドロジー原則を多く取り入れていることから、日本版S&P 500として位置づけることができます。

プライム市場とは?

日本の株式市場では2022年に市場区分の再編が行われました。それまでの4つの市場区分を見直し、プライム市場、スタンダード市場、及びグロース市場の3つの区分に再編されました。

この市場区分の再編は、各市場のコンセプトをより明確にし、市場間の重複を減らすことを目的としています。また、これは上場企業の持続的な企業価値向上を促すための再編でもあります。

東京証券取引所のプライム市場では、時価総額、浮動株比率、及び経営成績に関する最低基準を設定し、スタンダード市場との明確な差別化を図っています。例えば、プライム市場に上場するためには、直近2年間の利益合計が25億円以上である、または売上⾼が100億円以上かつ時価総額が1,000億円以上であるなどの基準を満たす必要があります。

S&P/JPX プライムマーケット 250指数 の 紹介: 図表 1

2024年12月31日時点で、プライム市場の上場基準を満たす企業は1,636社でした。これらの企業は東証プライム市場指数の構成銘柄であり、S&P/JPX プライムマーケット250指数の適格ユニバースとなっています。

S&P/JPX プライムマーケット250指数のメソドロジーの概要

S&P/JPX プライムマーケット250指数は、海外の市場参加者や外国籍の投資商品向けに設計されています。この指数は、外国人持株比率制限を考慮した浮動株調整後時価総額加重方式を採用しています。S&P/JPX プライムマーケット250指数は日本の代表的な企業で構成されており、時価総額、流動性、及び世界産業分類基準(GICS®)に基づくセクター別構成比を基準に構成銘柄を選択しています。

この指数の構成銘柄に採用されるためには、東京証券取引所プライム市場の上場企業であることに加え、直近4四半期のうち少なくとも1四半期において、1株当たり利益(EPS)がプラスである必要があります。



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