コンテンツリスト

SPIVA®日本スコアカード

SPIVA®日本スコアカード
2022年中期

SPIVA®日本スコアカード
2021年末版

SPIVA®日本スコアカード
2021年中期

SPIVA®日本スコアカード
2020年末版

SPIVA®日本スコアカード

Contributor Image
Maya Beyhan

Senior Director, ESG Specialist, Index Investment Strategy

Contributor Image
Joseph Nelesen, Ph.D.

Senior Director, Index Investment Strategy

Contributor Image
Davide Di Gioia

Director, Index Investment Strategy

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは2002年にSPIVA米国スコアカードを最初に発行しました。それ以来、このスコアカードはパッシブ運用とアクティブ運用の議論において高い注目を集める調査となっています。

SPIVA®日本スコアカードでは、日本のアクティブ運用投資信託について、それぞれのベンチマーク指数に対するパフォーマンスを様々な対象期間にわたり測定します。このスコアカードでは、日本の大型株、中型株、及び小型株セグメントに加え、国際株式ファンド及びグローバル株式ファンドも対象としています。

2022年通期のハイライト

2022年通期において、全ての日本株式ファンドの3分の2以上(70%)がS&P 日本500指数をアンダーパフォームしました。1つのカテゴリーを除き、残りの全てのカテゴリーにおいて半数以上のファンドがそれぞれのベンチマークをアンダーパフォームしました。国際株式ファンドだけが唯一の例外であり、このカテゴリーではベンチマークをアンダーパフォームしたファンドの割合が42%にとどまりました。

Exhibit 1: SPIVA Japan Year-End 2022

pdf-icon PD F 全ての記事をダウンロードする

SPIVA®日本スコアカード
2022年中期

Contributor Image
Tim Edwards

Managing Director and Global Head of Index Investment Strategy

Contributor Image
Anu R. Ganti

Senior Director, Index Investment Strategy

Contributor Image
Davide Di Gioia

Director, Index Investment Strategy

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは2002年にSPIVA米国スコアカードを最初に発行しました。それ以来、このスコアカードはパッシブ運用とアクティブ運用の議論において高い注目を集める調査となっています。

SPIVA日本スコアカードは、大型株、中小型株、及び国際株式やグローバル株式などのファンドを対象として、日本で提供されているアクティブに運用されているファンドについてさまざまな投資期間にわたりそれぞれのベンチマーク対するパフォーマンスを測定します。

2022年上半期のハイライト

2022年上半期には、全ての日本株ファンドの過半数を大きく上回る72%が、S&P 日本 500指数をアンダーパフォームし、1つのカテゴリーを除き、報告された全てのカテゴリーにおいて株式ファンドの過半数がそれぞれのベンチマークをアンダーパフォームしました。国際株式ファンドは特筆すべき例外であり、2022年上半期にベンチマークをアンダーパフォームした割合が35%にとどまりました。

  • S&P/TOPIX 150指数は上半期に19%下落し、日本の大型株ファンドの69%が同期間に同指数をアンダーパフォームしました。これは、2019年6月以降に報告された大型株カテゴリーのアンダーパフォーマンスの割合としては最悪であり、これにより10年の期間のアンダーパフォーマンスの割合は86%に押し上げられました(2021年12月に報告されたアンダーパフォーマンスの割合は82%)。
  • 国際株式ファンドのカテゴリーでは異なる展開となり、2022年上半期にS&Pグローバル(日本を除く)1200 指数をアンダーパフォームしたアクティブ運用ファンドの割合はわずか35%にとどまりました。
  • 日本の中小型株ファンドについては、77%がS&P日本中小型株指数をアンダーパフォームしました。S&P日本中小型株指数は2022年上半期に57%下落しました。ただし、日本の中小型株ファンドのアクティブ運用における長期のアンダーパフォーマンスの割合は、3年、5年、及び10年の期間でそれぞれ46%、38%、及び53%にとどまっており、比較的良好でした。

pdf-icon PD F 全ての記事をダウンロードする

SPIVA®日本スコアカード
2021年末版

Contributor Image
Priscilla Luk

Managing Director, Global Research & Design, APAC

Contributor Image
Tim Wang

Senior Analyst, Global Research & Design

概要

  • S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは2002年にSPIVA米国スコアカードを最初に発行しました。それ以来、このスコアカードはパッシブ運用とアクティブ運用の議論において高い注目を集める調査となっています。当社は長年にわたり、スコアカードの対象をオーストラリア、カナダ、欧州、インド、南アフリカ、ラテンアメリカ、中東・北アフリカ、及び日本に拡充することで、経験を築き上げてきました。本レポートの発行により、日本におけるアクティブ運用とパッシブ運用をめぐる議論が決着するわけではありませんが、当社はある戦略が他の戦略よりも優れたパフォーマンスを上げている市場セグメントを精査することで、有意義な貢献を行いたいと考えています。
  • SPIVA日本スコアカードでは、アクティブに運用されている日本の投資信託についてそれぞれのベンチマーク指数に対するパフォーマンスを1年、3年、5年、10年の投資期間にわたり報告します。このスコアカードでは、774以上の日本の大型株・中小型株の株式ファンド、及びグローバル市場、国際市場、新興国市場、及び米国市場に投資する818以上の外国株式ファンドのリターンを評価しました。

  • 日本株ファンド:
    2021年、S&P/TOPIX 150指数は7%上昇し、S&P日本中小型株指数は8.8%上昇しました。同期間において、大型株ファンドの64.7%及び中小型株ファンドの55.8%がそれぞれのベンチマーク指数をアンダーパフォームし、均等加重平均リターンはそれぞれ13.0%及び7.8%となりました。2021年の国内株式アクティブ・ファンドのベンチマーク指数に対する相対パフォーマンスは2020年よりも悪化し、ベンチマーク指数をアンダーパフォームしたファンドの割合が大幅に上昇しました。

10年の期間では、日本の大型株ファンド及び中小型株ファンドのそれぞれ18.1%及び52.8%がベンチマーク指数をアウトパフォームしましたが、これらのファンドのそれぞれ38.3%及び33.5%が清算されました。日本の大型株ファンドの均等加重平均リターン及び資産加重平均リターンはベンチマーク指数をそれぞれ0.46%及び0.44%アンダーパフォームしました。一方、中小型株ファンドについては、均等加重平均及び資産加重平均ベースでそれぞれ3.3%及び1.2%の年率超過リターンを計上しました。日本の中小型株ファンドは大型株ファンドと比較して、様々な期間においてベンチマーク指数に対して高い超過リターンを計上する傾向がありました。

 

  • 外国株式ファンド:2021年には、全ての外国株式ファンドのカテゴリーにおいて、2020年より多くのアクティブ・ファンドがベンチマーク指数をアンダーパフォームしました。米国株式ファンド、グローバル株式ファンド、及び国際株式ファンドの80%以上がそれぞれのベンチマーク指数をアンダーパフォームし、新興国株式ファンドの8%がS&P 新興国総合指数をアンダーパフォームしました。2021年には、全ての外国株式ファンドのカテゴリーがそれぞれのベンチマーク指数よりも低い平均リターンを計上しました。特に、グローバル株式ファンドの均等加重平均リターン及び資産加重平均リターンは、S&P グローバル1200指数®をそれぞれ11.1%及び20.6%アンダーパフォームしました。

10年の期間では、外国株式ファンドの大部分がそれぞれのベンチマーク指数をアンダーパフォームしました。グローバル株式ファンド、国際株式ファンド、及び新興国株式ファンドの10%未満がそれぞれのベンチマーク指数をアウトパフォームした一方、米国株式ファンドの17.2%がS&P 500をアウトパフォームしました。ただし、ベンチマーク指数に対する相対リターンでは、米国株式ファンドが最もアンダーパフォームしました。米国株式ファンドは、均等加重ベース及び資産加重ベースでそれぞれマイナス6.2%及びマイナス5.9%の年率超過リターンを計上しました。外国株式ファンドの10年間の清算率は50.2%となり、国内株式ファンドの36.5%を大幅に上回りました。

図表1:年間の数値でベンチマーク指数をアンダーパフォームしたアクティブ・ファンドの割合(絶対リターン・ベース)

pdf-icon PD F 全ての記事をダウンロードする

SPIVA®日本スコアカード
2021年中期

Contributor Image
Tim Wang

Senior Analyst, Global Research & Design

Contributor Image
Priscilla Luk

Managing Director, Global Research & Design, APAC

概要

  • S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは2002年にSPIVA米国スコアカードを最初に発行しました。それ以来、このスコアカードはパッシブ運用とアクティブ運用の議論において高い注目を集める調査となっています。当社はスコアカードの対象を順次拡大しており、現時点ではオーストラリア、カナダ、欧州、インド、南アフリカ、ラテンアメリカ、中東・北アフリカ、及び日本が調査対象に含まれています。
  • SPIVA日本スコアカードでは、アクティブに運用されている日本の投資信託についてそれぞれのベンチマーク指数に対するパフォーマンスを1年、3年、5年、10年の投資期間にわたり報告します。

  • このスコアカードでは、774以上の日本の大型株・中小型株の株式ファンドに加えてグローバル市場、国際市場、新興国市場、及び米国市場に投資する784以上の外国株式ファンドのリターンを評価しました。
  • 国際株式市場は2021年上半期に国内株式市場よりも堅調なリターンとなりました。ただし、国内株式ファンドよりも外国株式ファンドの方が、それぞれのベンチマーク指数をアンダーパフォームしたファンド数が多くなりました。
  • 日本の株式ファンドについては、年間のアクティブ運用ファンドとベンチマーク指数のパフォーマンス比較では一貫した傾向は見られませんでした。しかし、過去10年間のパフォーマンスを見ると、ほとんどのカテゴリーにおいてアクティブ運用ファンドの大部分が一貫してベンチマーク指数をアンダーパフォームしています。

国内株式ファンド

  • 2021年6月までの12ヶ月間において、S&P/TOPIX 150指数及びS&P日本中小型株指数は、それぞれ40%及び22.96%の大幅な上昇となりました。同期間において、大型株ファンドの58.1%及び中小型株ファンドの26.1%がそれぞれのベンチマーク指数をアンダーパフォームし、平均上昇率はそれぞれ29.94%および28.31%となりました。
  • 5年及び10年の期間では、日本の大型株ファンドのそれぞれ4%および79.4%がS&P/TOPIX 150指数をアンダーパフォームし、日本の大型株ファンドの均等加重平均リターンはベンチマーク指数を下回りました。 これとは対照的に、日本の中小型株ファンドのカテゴリーでは、アンダーパフォームしたファンドの割合ははるかに少なく、均等加重平均のファンド・リターンはS&P 日本中小型株指数のリターンを上回りました。
  • 2021年6月現在、日本の大型株ファンド及び中小型株ファンドのそれぞれ4%および96.9%が1年間にわたり生存しましたが、10年間では生存率がそれぞれ62.8%および67.8%に低下しました。

pdf-icon PD F 全ての記事をダウンロードする

SPIVA®日本スコアカード
2020年末版

Contributor Image
Tim Wang

Senior Analyst, Global Research & Design

Contributor Image
Priscilla Luk

Managing Director, Global Research & Design, APAC

概要

  • S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは2002年にSPIVA米国スコアカードを最初に発行しました。それ以来、このスコアカードはパッシブ運用とアクティブ運用の議論において高い注目を集める調査となっています。当社は長年にわたり、スコアカードの対象をオーストラリア、カナダ、欧州、インド、南アフリカ、ラテンアメリカ、中東・北アフリカ、及び日本に拡充することで、経験を築き上げてきました。 本レポートでは、日本におけるアクティブ運用とパッシブ運用をめぐる議論は終了しませんが、当社はある戦略が他の戦略よりも優れたパフォーマンスを上げている市場セグメントを精査することで、有意義な貢献を行いたいと考えています。
  • SPIVA日本スコアカードでは、アクティブに運用されている日本の投資信託についてそれぞれのベンチマーク指数に対するパフォーマンスを1年、3年、5年、10年の投資期間にわたり報告します1。このスコアカードでは、777以上の日本の大型株・中小型株の株式ファンド、及びグローバル市場、国際市場、新興国市場、及び米国市場に投資する743以上の外国株式ファンドのリターンを評価しました。

  • 日本株ファンド: 2020年、S&P/TOPIX 150指数は3%上昇し、S&P日本中小型株指数はほぼ横ばいとなりました。 同期間において、大型株ファンドの46.0%及び中小型株ファンドの82.4%がそれぞれのベンチマーク指数を上回り、均等加重平均リターンはそれぞれ10.5%及び13.2%となりました。2020年の国内株式ファンドのベンチマーク指数に対する相対パフォーマンスは2019年よりも好調となり、ベンチマーク指数をアウトパフォームしたファンドの割合は高くなりました。

    10年の期間では、日本の大型株ファンド及び中小型株ファンドのそれぞれ22.7%及び52.4%がベンチマーク指数をアウトパフォームしましたが、これらのファンドのそれぞれ35.0%及び35.7%が清算されました。 大型株ファンドについては、均等加重平均及び資産加重平均ベースでベンチマーク指数に対してそれぞれ0.032%及び -0.043%の超過リターンを計上した一方、中小型株ファンドについては、均等加重平均及び資産加重平均ベースでそれぞれ3.86%及び1.85%の超過リターンを計上しました。 日本の中小型株ファンドは大型株ファンドと比較して、ベンチマーク指数に対して高い超過リターンを計上する傾向がありました。

  • 外国株式ファンド:2020年、米国株式ファンド及びグローバル株式ファンドのカテゴリーでは、2019年に比べてベンチマーク指数をアンダーパフォームしたファンドの割合が少なくなり、国際株式ファンド及び新興国株式ファンドのカテゴリーではその逆の結果が見られました。米国株式ファンド及びグローバル株式ファンドでは、それぞれ4%及び52.4%がベンチマーク指数をアンダーパフォームし、国際株式ファンド及び新興市場株式ファンドでは、それぞれ77.4%及び60.5%がベンチマーク指数をアンダーパフォームしました。2020年、グローバル株式ファンドは均等加重平均リターンにおいてS&Pグローバル1200指数に対して5.1%の超過リターンを計上した一方で、その他の外国株式ファンドのカテゴリーでは、ベンチマーク指数に対する均等加重平均リターンがマイナスとなりました。 グローバル株式ファンドについては資産加重平均リターンと均等加重平均リターンの間に大きな相違が見られ、資産加重平均リターンが均等加重平均リターンを14.1%上回りました。

    10年の期間では、外国株式ファンドの大部分がそれぞれのベンチマーク指数をアンダーパフォームしました。グローバル株式ファンド、国際株式ファンド、及び新興国株式ファンドの 90% 以上がそれぞれのベンチマーク指数をアンダーパフォームした一方、米国株式ファンドの78.3%はS&P 500を上回ることができませんでした。ただし、米国株式ファンドのベンチマーク指数に対する超過リターンは、均等加重ベース及び資産加重ベースの両方で最悪のパフォーマンスとなりました(それぞれマイナス6.1%及びマイナス6.0%)。 外国株式ファンドの10年間の清算率は46.3%となり、国内株式ファンドの35.3%を大幅に上回りました。

SPIVA®日本スコアカード(2020年末版)図表1

pdf-icon PD F 全ての記事をダウンロードする

「処理中です」 ...