S&P 500は、米国大型株を測定する最も優れた単一の指標として広く認められています。同指数は米国の主要企業500社のパフォーマンスを測定するように設計されており、これらの企業は米国株式市場の時価総額の80%以上を占めています。2024年末現在、米国大型株のバロメーターであるS&P 500をベンチマークとする運用資産残高と、S&P 500に連動する金融商品の運用資産残高の合計額は、世界全体で20兆米ドル以上に達しています
このレポートでは:
- 世界の株式市場における米国大型株の重要性を概説します。
- 日本の株式市場と比較したS&P500独自の特性を明らかにします。
- 米国大型株を組み入れることが、過去に日本の投資家のパフォーマンス向上にどのように貢献したかを示します。
- 米国大型株に対して指数ベースのアプローチを採用することによる歴史的に享受できたメリットを浮き彫りにします。
世界の株式市場におけるS&P 500の重要性
S&P 500は、世界の株式時価総額の大きな部分を占めており、2025年9月30日時点で、S&P 500の構成企業は、S&P グローバル BMIの浮動株調整後時価総額の54.5%を占めています。これは、グローバル株式における日本のウェイトの9倍以上の規模です。また、米国大型株セグメントの規模は、S&PグローバルBMIの時価総額上位100銘柄のうち75銘柄がS&P 500の構成銘柄であることにも表れています。
また、ほとんどのセクターにおいて、S&P 500の構成企業は世界の同業他社よりも高い営業利益率を示していることも確認できます。特に、情報技術セクター、コミュニケーション・サービス・セクター、及び不動産セクターでは、営業利益率の格差が顕著となっています(図表1参照)。