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2026 年 9 月の米国株式市場の振り返り

2026年7月の米国株式市場の振り返り

2026年8月の米国株式市場の振り返り

2026年6月の米国株式市場の振り返り

2026年4月の米国株式市場の振り返り(2026年5月配信)

2026 年 9 月の米国株式市場の振り返り

「大河は一つなれど、流れは同じからず」

市場概況

9 月の米国株式市場は小幅に下落しました。月を通じて、金利の上昇や世界的な債券利回りの上 昇に加え、中東における地政学的緊張の再燃が市場の重しとなりました。S&P 500 は月間で 0.3%下落しましたが、第 3 四半期では 2.3%上昇し、年初来の上昇率は 12.7%となりました。 もっとも、指数全体の値動きは小幅にとどまったものの、その裏では市場のけん引役が大きく変 化し、超大型テクノロジー株やその他の高ベータ銘柄へのシフトが鮮明となりました。

化し、超大型テクノロジー株やその他の高ベータ銘柄へのシフトが鮮明となりました。 相場の裾野は狭まりました。9 月の底堅さは米国大型株全般に広がったものではなく、超大型株 に集中していたためです。 S&P 500 均等加重指数は 4.8%下落し、時価総額加重ベースの S&P 500 を 4 ポイント以上下回りました。一方、S&P 500 トップ 50 は 1.9%上昇しました。S&P 500 均等ウェイト指数は年初来では 10.0%上昇とプラスを維持していますが、S&P 500 の 12.7%の上昇には及びませんでした。

中小型株も出遅れました。S&P 中型株 400 指数は 4.2%下落し、S&P 小型株 600 指数は 5.6% 下落したため、いずれも第 3 四半期ではマイナスとなりました。それでも、小型株は年初来で は 14.1%上昇しており、主要な時価総額別セグメントの中で最も高い上昇率を維持しました。

セクター別・業種別動向

AI 関連投資の規模や収益化への懸念が高まる中でも、AI インフラへの継続的な投資が情報技術 セクターを下支えし、9 月は 4.5%上昇しました。また、Meta による最新の AI エージェントの 導入が追い風となり、コミュニケーション・サービスは 4.3%上昇しました。ヘルスケア・セク ターは 0.9%下落したものの、月間では 3 番目に高いパフォーマンスを示したセクターとなりま した。

クレジット・スプレッドの拡大が重しとなり、金融セクターは 7.2%下落しました。素材セクタ ーは、商品市場全般が堅調だったにもかかわらず、6.7%下落しました。また、金利上昇と債券 利回りの上昇が、金利動向の影響を受けやすい不動産セクターの重しとなり、同セクターは 6.1%下落しました。

金利上昇、先進国の債務問題に対する懸念の高まり、根強い地政学的不透明感、そして AI イン フラへの継続的な投資を背景に、セクター間のパフォーマンスには大きなばらつきが見られまし た。

ファクター

ファクター別のパフォーマンスでも、成長株やリスク感応度の高い銘柄への集中が見られ、9 月 下旬のリスクオンへのシフトが追い風となりました。S&P 500 の主要ファクター指数では、モメンタムが 3.2%、ハイベータが 3.1%、ピュアグロースが 2.2%、グロースが 2.0%それぞれ上 昇し、いずれも S&P 500 を上回りました。年初来では、ハイベータとモメンタムが引き続き主 要ファクターの中で上位となっています。また、グロースの相対的な強さは、情報技術セクター が市場をけん引した動きとも整合的でした。

ディフェンシブ戦略は総じて下落しました。高配当は 7.6%、配当貴族は 6.0%それぞれ下落し ました。低ボラティリティは 5.4%、GARP は 5.1%下落し、バリューも 3.1%下落しました。9 月は、幅広い銘柄が上昇に参加した 8 月の動きが反転し、成長志向のファクターと、インカ ム、バリュー、低ボラティリティ戦略とのパフォーマンス格差が一段と鮮明になりました。

ボラティリティと銘柄間格差

1 カ月物のインプライド・ボラティリティを示す VIX 指数は 14.9 から 16.3 へ上昇しました。一 方、1 日物と 9 日物のインプライド・ボラティリティはより大幅に上昇し、それぞれ 12.2、14.2 で月末を迎えました。また、S&P 500 構成銘柄のボラティリティを示す Cboe S&P 500 Constituent Volatility Index(VIXEQ)も、35.8 から 39.8 へ上昇しました。

第 3 四半期の決算発表シーズンを控える中、銘柄間のリターン格差は引き続き高水準となりま した。Cboe S&P 500 Dispersion Index(DSPX)は 9 月末に 36.2 となり、月間で 3.7 ポイント 上昇しました。また、S&P 500 の過去 12 カ月平均の銘柄間リターン格差は、2008 年 9 月から 2009 年 8 月にかけて記録した高水準に迫りました。銘柄間の相関は小幅に上昇したものの、 0.11 と引き続き低水準にとどまりました。

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