SPIVA日本スコアカード(2019年末版)では、日本のアクティブ・ファンドの中でそれぞれのベンチマークをアンダーパフォームしたファンドの割合を評価するとともに、ファンドの平均リターンを均等加重及び資産加重ベースで評価しました。
では、これら 3 つの各ファンド・カテゴリーについて、資産加重パフォーマンスと均等加重パフォーマンスをそれ ぞれ比較しています(2019 年 12 月までの 10 年間のパフォーマンスを比較)。日本の中型株/小型株ファンド・カテゴリ ーでは、資産加重パフォーマンスが均等加重パフォーマンスを一貫して下回りました。また、2009 年 12 月~2015 年 12 月までの間では、米国株式ファンド及び新興国株式ファンドのカテゴリーでも同様の傾向が見られましたが、過去 年ではその傾向が反転しました。均等加重リターンが資産加重リターンをアウトパフォームしたことは、その間に規 模の小さいアクティブ・ファンドが規模の大きいアクティブ・ファンドをアウトパフォームしたことを示唆しています。