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SPIVA日本スコアカード(2018年末版)

SPIVA日本スコアカード(2018年中期版)

最新のSPIVAレポート(アクティブvsパッシブのパフォーマンス比較)が公表されました

SPIVA日本スコアカード(2017年中期版)

SPIVA日本スコアカード(2016年中期版)

SPIVA日本スコアカード(2018年末版)

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Priscilla Luk

Managing Director, Global Research & Design, APAC

S&P Dow Jones Indices

概要

  • S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは2002年にSPIVA米国スコアカードを最 初に発行しました。それ以来、このスコアカードはパッシブ運用とアクティブ運 用の議論において高い注目を集める調査となっています。弊社はこれまで長 年にわたって積み上げてきた経験を生かし、ここ数年でスコアカードの対象 をオーストラリア、カナダ、欧州、インド、南アフリカ、ラテンアメリカ、そして日 本に拡充しました。このレポートでは、主にSPIVA日本スコアカードの結果を 紹介しています。このレポートにより、パッシブ運用とアクティブ運用に関する 議論が決着するわけではありませんが、各市場セグメントの中でどちらの運 用戦略が有効に機能したかを調査することにより、有益な情報を提供できる ものと期待しています。

  • SPIVA日本スコアカードでは、アクティブに運用されている日本の投資信託 についてそれぞれのベンチマーク指数に対するパフォーマンスを1年、3年、 5年、10年の投資期間にわたり報告します。このスコアカードでは、815以上 の日本の大型株、中型株、小型株の株式投資信託についてリターンを評価 しました。また、グローバル市場、国際市場、新興国市場、及び北米市場を 投資対象とする678以上の国際株式型ファンドについてもリターンを評価し ました。
  • 国内株式ファンド:2018年に、S&P/TOPIX 150指数及びS&P日本中小型株 指数は、それぞれ15.9%及び19.6%の下落となりました。同時期に、日本の 大型株ファンドの83.7%及び日本の中小型株ファンドの58.2%がそれぞれの ベンチマークのリターンを下回り、平均リターンはそれぞれマイナス18.7%及 びマイナス20.5%となりました。ベンチマーク指数と比較した国内株式ファン ドの2018年のパフォーマンスは、2017年のパフォーマンスをはるかに下回り ました。2017年には、大部分のファンドがベンチマークを上回りました。

過去10年の期間では、日本の大型株ファンドの63.2%、及び中小型株ファン ドの56.2%がそれぞれのベンチマークをアンダーパフォームしました。大型株 ファンドの均等加重と資産加重の10年間の年率リターンの差は0.14%しかな かった一方で、中小型株ファンドの10年間の年率リターンでは、均等加重が 資産加重を2.94%上回りました。このことは、中小型株ファンド・カテゴリーの 中でも比較的規模の小さいファンドが規模の大きいファンドよりもはるかに良 好なリターンを生み出したことを示唆しています。

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