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パッシブ運用による手数料の節約

最新のS&P 暗号通貨指数の算出開始により、デジタル市場のツールキットが拡大

マーケット分析レポート S&P 500 2021年6月

S&P Kenshoニュー・エコノミー指数 コメント: 2021年第1四半期

DJIA®の新たな役割

パッシブ運用による手数料の節約

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Anu R. Ganti

Senior Director, Index Investment Strategy

2020 年末までの 20 年間において、米国の全ての大型株マネージャーの 94%が S&P 500®をアンダーパフォームしました。中型株及び小型株のマネージャーもほぼ同様の結果となりました。このように、アクティブ運用ファンドが低調なパフォーマンスにとどまっていることを受け、パッシブ投資が増加しています。このことは、近代金融史における最も大きなトレンドの 1 つであると言えます。

当社が最近実施した指数に連動している資産に関する年次調査によると、S&P 500 に連動する資産は急増しており、2020 年 12 月時点で 5 兆 4,000 億ドルに達しています。図表 1 にある通り、S&P 500 に連動する資産の増加額は市場の上昇による増加額を上回っており、これは資金流入が大幅に増加したことを示唆しています。

パッシブ市場の規模に関する見通しを提供するために、ここでは S&P 500 指数に連動する資産の浮動株調整後時価総額に占める割合を分析します。図表 2 は、この割合が 1996 年の 10%から 2020 年には 17%に劇的に拡大していることを示しています。インデックス運用が大幅に拡大しており、今後もさらに拡大する可能性が高いと見込まれます。

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最新のS&P 暗号通貨指数の算出開始により、デジタル市場のツールキットが拡大

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Sharon Liebowitz

Senior Director, Innovation & Strategy

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P 暗号通貨総合デジタル市場(BDM)指数を始めとする最新の暗号通貨指数の算出を開始することを発表します。以前にも述べたように、暗号通貨の普及に伴って新たな機会や課題が生じています。暗号通貨は新たな資産クラスになりつつありますが、透明性の欠如が大きな問題となっています。

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P 暗号通貨総合デジタル市場(BDM)指数を始めとする最新の暗号通貨指数の算出を開始することを発表します。以前にも述べたように、暗号通貨の普及に伴って新たな機会や課題が生じています。暗号通貨は新たな資産クラスになりつつありますが、透明性の欠如が大きな問題となっています。

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マーケット分析レポート S&P 500 2021年6月

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Howard Silverblatt

Senior Index Analyst, Product Management

THE S&P 500 MARKET: 2021 年 6 月

個人的見解:火傷しそうなほど過熱

6 月も市場は上昇し続けました。22 営業日中 8 営業日で終値での最高 値を更新し、最後には 5 営業日連続で最高値を更新したまま月末を迎 えました。年初来では、124 営業日中、終値での最高値更新は 34 回と なり、そのうち 11 回は週の最終営業日での更新でした。インフレ(さ らに悪いこととして米連邦準備制度理事会(FRB)の景気刺激策の終 了)に対する懸念でさえ、市場の過去最高値更新を止めることはできま せんでした。企業の第 1 四半期利益やキャッシュフローも過去最高を 更新し、第 2 四半期の企業利益はやや落ち込んで史上 2 番目となる見 通しです。「マスク先物」というものが存在するとしたら、その価格は 特別買収目的会社(SPAC)を上回るスピードで下落していたでしょう が、どちらも年初来や前年同期比では依然としてプラスのリターンを維 持しているはずです。米国ではさまざまな活動が再開し、再開後初のク ルーズ船もフロリダの港を出港し、米国人は最も得意なこと、すなわち 消費にいそしみました。ただし、企業や政府は別として、借り入れが少 ないのは米国人らしくない傾向です。いずれにしても、パンデミックの 期間中に使わずにいたお金を米国人が使い始めたということです。米国 以外では、インド、英国、オーストラリアをはじめとする多くの市場で 新型コロナウイルスの感染が再拡大しており(中国に関しては誰にも分 かりません)、活動再開による成長は抑制されるとみられます。米国 も、30%近い人がワクチン接種を拒否していることから、感染が再拡 大するのではないかとの懸念が水面下で高まっています。

とはいえ、6 月の市場は 5 月と似たような展開となり、S&P 500 指数 は 5 月の 0.55%上昇を上回って 2.22%上昇し(年率換算で 30.17%上 昇)、4 月の 5.24%上昇や 3 月の 4.24%から一息ついた形となりまし た。第 2 四半期では 8.17%の上昇でした(2021 年第 1 四半期は 5.77% 上昇、2020 年第 2 四半期は底からの反発で 19.95%上昇)。年初来で は 14.41%上昇、コロナ危機前の 2020 年 2 月 19 日の終値での高値か らは 26.91%上昇し、終値での過去最高値で 6 月の取引を終えました。

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S&P Kenshoニュー・エコノミー指数 コメント: 2021年第1四半期

ニュー・エコノミーにおけるパフォーマンス上位3位のサブセクター

バーチャル・リアリティ (+71.33%)
このサブセクターはすべてのサブセクターの中で最も高いパフォーマンスとなりました。拡張現実(AR)スマートグラス、コンピューター・ビジョン、およびゲームなど多くの分野における成長が、このサブセクターのパフォーマンスに貢献しました。拡張現実(AR)ヘッドセットを手掛けるビュージックスとマイクロビジョンの2社が第1四半期に非常に堅調なパフォーマンスを示し、それに次いでスリーディー・システムズも良好なパフォーマンスとなりました。ビュージックスは、これまでで最も好調な四半期業績を発表しました。マイクロビジョンは、自動運転車両に搭載されている「ライダー」と呼ばれる検知システムをさらに改良したと発表しました。また、医療分野で利用される拡張現実シミュレーションや3Dプリンターなどを手掛けるスリーディー・システムズが発表した2020年の業績は堅調な内容となり、同社は2021年のガイダンスを上方修正しました。

分散型台帳 (+59.57%)
ほぼすべての暗号資産が第1四半期に上昇し、ビットコインの価格も上昇しました。こうした中で、ブロックチェーン技術を活用した非代替性トークン(NFT)や、同技術を応用したその他の決済サービスなどに注目が集まりました。ライオット・ブロックチェーンが最大のプラス寄与となりました。同社がマイニング作業を行って得たコインの数が増えるとともに、ビットコインの価格も上昇したことなどから、同社は第1四半期に213%のリターンとなりました。ちなみに、このサブセクターとビットコインの価格の相関は2020年に0.43となりました。マグナチップ・セミコンダクターもプラス寄与となり、中国系ファンドが3月26日に同社を買収すると発表したことを受け、同社の株価が上昇しました。 ※分散型台帳とは、ネットワークを共有するすべての人が分散して情報を管理、共有できるデータベースのことです。

ナノテクノロジー (+35.08%)
ナノテクノロジーは、サブセクター全体にわたり堅調なパフォーマンスとなりました。半導体や医薬品の産業グループが発表した第1四半期の業績が堅調な内容となり、このことがパフォーマンスに貢献しました。世界的な半導体不足の影響などを受け、半導体企業の売上高は第1四半期に増加しましました。ビュージックスとルミネックス・コーポレーションがパフォーマンスに大きく貢献しました。ルミネックス・コーポレーションが発表した2020年の売上高が記録的な水準に達したことから、同社は第1四半期に38.4%のリターンとなりました。


ニュー・エコノミーにおけるパフォーマンス下位3位のサブセクター

サイバーセキュリティ (+0.58%)
サイバーセキュリティのパフォーマンスは第1四半期に低迷しました。バリュエーションの高騰や金利の上昇などを受け、ソフトウェア企業の株価が低調となったため、このサブセクターのリターンも伸び悩みました。マイムキャストとテナブルが最大のマイナス寄与となりました。マイムキャストについては、ソーラーウィンズの製品がハッカー攻撃を受け、これによりマイムキャストのソースコードの一部が不正アクセスされたことなどから、株価が下落しました。テナブル・ホールディングスが発表した2021年のガイダンスは精彩を欠く内容となり、同社は新型コロナウイルスのパンデミックの影響に伴う不透明感をその理由に挙げました。

遺伝子工学 (-0.95%)
遺伝子工学のパフォーマンスも低迷しました。第1四半期後半に入って利益確定の流れが強まり、グロース株からのローテーションの動きが加速したことなどがマイナス要因となりました。このサブセクターは2020年、新型コロナウイルス・ワクチンの開発を受けて好調なパフォーマンスとなりましたが、2021年第1四半期には利益確定の売りが優勢となりました。このサブセクターに属する企業は、銘柄固有の要因によってまちまちのパフォーマンスとなりました。プレシゲンとアミカス・セラピューティクスについては、2020年の業績が低調な内容となったため、アンダーパフォームしました。一方、インテリア・セラピューティクスについては、鎌状赤血球症の生体実験を行い、臨床試験前のデータで有意な結果が得られたことから、第1四半期に株価が上昇しました。

フューチャー・ペイメンツ (-2.14%)
フューチャー・ペイメンツはすべてのサブセクターの中で最低のパフォーマンスとなりました。不透明感の高まりを背景に、融資残高や取引量が伸び悩んだことから、銀行や支払い決済会社のパフォーマンスが低迷しました。Visaが発表した第1四半期の収入は6%減となり、クロスボーダー決済額の減少が大きく響きました。Q2ホールディングスについても、収入が減少する一方でコストが増加したため、業績が予想を下回りました。

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DJIA®の新たな役割

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Tim Edwards

Managing Director and Global Head of Index Investment Strategy

インデックス・ファンドの成長は、平均的な投資家のポートフォリオのコスト削減とパフォーマンス向上に貢献してきました。今日では、一部の投資家はブローカーを完全に排除し、指数に沿って構成銘柄を購入することを目指しています。これは「ダイレクト・インデックス」と呼ばれる手法であり、伝統的なインデックス・ファンドよりもさらに低いコストで運用することを目指すものです。

インデックス・ファンドの成長は、平均的な投資家のポートフォリオのコスト削減とパフォーマンス向上に貢献してきました。今日では、一部の投資家はブローカーを完全に排除し、指数に沿って構成銘柄を購入することを目指しています。これは「ダイレクト・インデックス」と呼ばれる手法であり、伝統的なインデックス・ファンドよりもさらに低いコストで運用することを目指すものです。

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