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World by Numbers: S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス株価指数による 2021 年 8 月の世界市場パフォーマンス・サマリー

デジタル資産インフラ – カストディ

温室効果ガス排出量実質ゼロに向けた取り組み

パッシブ運用による手数料の節約

最新のS&P 暗号通貨指数の算出開始により、デジタル市場のツールキットが拡大

World by Numbers: S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス株価指数による 2021 年 8 月の世界市場パフォーマンス・サマリー

(2021 年9 月1 日、東京=S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス)

  1. 全世界の株式市場パフォーマンス

    S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスの算出する S&Pグローバル総合指数(米ドル建て、配当なし。以下、全データについて同じ)によると、2021 年8 月の全世界の株式市場は2.35%の上昇となった。8 月は、先進国市場が 2.31%の上昇、新興国市場は 2.69%の下落となった。また、先進国大型株は 2.31%の上昇、先進国小型株は 2.30%の上昇となった(詳細は表1参照)。

  1. 国別パフォーマンス
    8 月の国別パフォーマンス上位は、タイ、コロンビア、フィリピン、ハンガリー、インドの順となった。米国市場は2.73%で 48 ヶ国中 27 番目となった(表 2 参照)。 8 月の円建てでの日本市場は、プラス 3.09%であった。
  2. REIT 市場
    先進国の 8 月の REIT 市場は 1.54%の上昇となった。国別のパフォーマンス上位は、イスラエル、オーストラリア、ニュージーランド、ベルギー、イギリスの順となった。日本の 8 月のREIT市場は 0.82%の下落となった。米国の8 月の REIT 市場は、1.73%の上昇だった(表3 参照)。

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デジタル資産インフラ – カストディ

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Sharon Liebowitz

Senior Director, Innovation & Strategy

ビットコインについてお客様から問い合わせを受けたことはありますか?それは、ビットコインやその他の暗号通貨の購入方法に関する質問でしたか?あるいは、MetaMask ウォレット(暗号資産専用の Web ウォレット)の登録方法に関する質問でしたか?または、中央集権型取引所(例えば、コインベース)や分散型取引所(例えば、ユニスワップ)の選択に関する質問でしたか?暗号通貨を取引するには、専門用語を学ぶ必要があます。例えば、公開鍵(パブリックキー)と秘密鍵(プライベートキー)、ホットストレージとコールドストレージ、レッジャーとトレザー、及びシードフレーズなどは、暗号通貨取引において重要な専門用語です。さらに、暗号通貨を購入、取引、及び所有するための多くの方法が開発されており、イノベーションが加速しています。

暗号通貨市場は急速に成長しているため、規制環境の変化、未完成の技術、未知のリスク(ハッキングの恐れや、秘密鍵の紛失など)、及び運用や ITのセキュリティの必要性といった様々な課題があり、これらに対応するためにインフラ整備が進められています。暗号通貨市場は多様で複雑な市場であるため、市場の運営が困難となることもあります。

暗号通貨取引における課題の 1 つとして、暗号通貨のカストディ(管理・保管)の問題が挙げられます。金融機関にとって、目的に合ったカストディ・ソリューションを選ぶことは非常に重要であり、これは暗号通貨の分野における成功や競争力を左右する重要な要素となります。

一部の金融機関は、暗号通貨のカストディの問題(広い意味ではインフラの問題)をすべて回避することを選択しています。ビットコインやその他の暗号通貨を直接保有する場合、規制に抵触する可能性があるため、これらの金融機関は暗号通貨を直接保有せず、その代わりに上場投資信託(ETF)や先物を利用して暗号通貨へのエクスポージャーを得ることに目を向けています。

一方、暗号通貨を直接保有したい金融機関にとって、いくつかの選択肢があります。

独自のカストディ・ソリューションを構築する企業もあり、例えばスタンダード・チャータード銀行は、暗号資産カストディ・サービスを提供する「ゾディア」を立ち上げると発表しました。しかし、大手のカストディアン、銀行、及び資産オーナーなどの間では、デジタル資産専門のカストディ会社(ブロックチェーン・インフラに特化した会社)と統合するケースが増えています。これにより、従来型の企業であっても、複雑な業務を管理し、規制のグレーゾーンに対応し、迅速に市場にアクセスすることが可能になると考えられます。例えば、BNY メロンは、暗号資産のカストディ・サービスなどを手掛けるファイアブロックスを使用することを計画しています 1。その他の有名な暗号資産カストディ会社としては、アンカレッジ、ビットゴー(ギャラクシーが同社を買収することで合意)、及びキングダム・トラストなどが挙げられます。

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温室効果ガス排出量実質ゼロに向けた取り組み

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Mona Naqvi

Global Head of ESG Capital Markets Strategy, S&P Global

はじめに

歴史的合意であるパリ協定が採択されたことを受け、人類の気候変動との戦いは大きな転機を迎えました。現在では、世界約190の国と地域が温室効果ガスの人為的な排出量を減らし、地球の平均気温上昇を抑えることに取り組んでいます。残念ながら、現時点で各国が掲げている公約や政策を実施するだけでは、地球温暖化問題を解決することは到底できません。2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを達成するためには、官民一体となった総合的な取り組みが必要となります。一方、新たなデータセットが蓄積され、革新的な指数ソリューションが開発されつつある中で、パリ協定の目標達成に向けて投資家が果たすことのできる役割が拡大しています。パリ協定に準拠した最先端のソリューション、物理的リスクに関するデータ、及びスコープ3排出量データとS&P PACTTM 指数(S&P パリ協定準拠気候変動指数)を活用することにより、市場参加者は地球環境に配慮したポートフォリオを構築することが可能となります。これにより、気候変動による壊滅的な影響を抑えると同時に、温室効果ガス排出量実質ゼロに向けた取り組みに着手できると考えられます。

重要性を訴える宣言:気候変動リスクは現実のものだが、パリ協定準拠データが問題解決の糸口となる

人間の活動により、地球温暖化が急速に進行しています1。こうした状況の中で、迅速に対応策を講じなければ、人命の喪失、生態系の崩壊、及び広範囲にわたる環境破壊などが進み、人類は悲惨な結果に直面することになります。低炭素経済に移行し、地球の平均気温上昇を産業革命前と比べて2℃未満(できれば1.5℃未満)に抑える必要があり、そのために残された時間は長くありません。パリ協定が合意され、世界約190の国と地域がこの協定を批准している中で、地球温暖化防止への取り組みが加速しています。新たなデータセットが蓄積され、革新的な指数ソリューションが開発されつつある中で、投資家主導の革命が起こっています。これにより、2050年までの温室効果ガス排出量実質ゼロ目標の達成に向けて、資本の流れが変化しています。S&P PACT指数(パリ協定準拠気候変動指数)は、脱炭素化目標を達成するように設計された指数であり、欧州連合(EU)の低炭素ベンチマーク規制に準拠しています2。これらの指数は、パリ協定の遵守や、その他の気候変動に関する目標の達成を支援するように設計されており、広範かつ多様なエクスポージャーを維持することにより、ベンチマークのパフォーマンスに可能な限り連動することを目指しています。これらの指数は、S&P グローバルが提供する詳細かつ正確なデータを活用し、厳格なメソドロジーに従って算出されています。

寄稿者:

Mona Naqvi、ESG資本市場戦略のグローバル・ヘッド、S&P グローバル、mona.naqvi@spglobal.com

1科学雑誌に掲載された様々な記事で指摘されているように、気候科学者の97%以上は、人間の活動により地球温暖化が急速に進行していると考えています。https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1748-9326/11/4/048002

2「欧州連合(EU)気候ベンチマーク及びベンチマークのESG開示」、欧州連合(EU)、https://ec.europa.eu/info/business-economy-euro/banking-and-finance/sustainable-finance/eu-climate-benchmarks-and-benchmarks-esg-disclosures_en

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パッシブ運用による手数料の節約

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Anu R. Ganti

Senior Director, Index Investment Strategy

2020 年末までの 20 年間において、米国の全ての大型株マネージャーの 94%が S&P 500®をアンダーパフォームしました。中型株及び小型株のマネージャーもほぼ同様の結果となりました。このように、アクティブ運用ファンドが低調なパフォーマンスにとどまっていることを受け、パッシブ投資が増加しています。このことは、近代金融史における最も大きなトレンドの 1 つであると言えます。

当社が最近実施した指数に連動している資産に関する年次調査によると、S&P 500 に連動する資産は急増しており、2020 年 12 月時点で 5 兆 4,000 億ドルに達しています。図表 1 にある通り、S&P 500 に連動する資産の増加額は市場の上昇による増加額を上回っており、これは資金流入が大幅に増加したことを示唆しています。

パッシブ市場の規模に関する見通しを提供するために、ここでは S&P 500 指数に連動する資産の浮動株調整後時価総額に占める割合を分析します。図表 2 は、この割合が 1996 年の 10%から 2020 年には 17%に劇的に拡大していることを示しています。インデックス運用が大幅に拡大しており、今後もさらに拡大する可能性が高いと見込まれます。

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最新のS&P 暗号通貨指数の算出開始により、デジタル市場のツールキットが拡大

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Sharon Liebowitz

Senior Director, Innovation & Strategy

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P 暗号通貨総合デジタル市場(BDM)指数を始めとする最新の暗号通貨指数の算出を開始することを発表します。以前にも述べたように、暗号通貨の普及に伴って新たな機会や課題が生じています。暗号通貨は新たな資産クラスになりつつありますが、透明性の欠如が大きな問題となっています。

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P 暗号通貨総合デジタル市場(BDM)指数を始めとする最新の暗号通貨指数の算出を開始することを発表します。以前にも述べたように、暗号通貨の普及に伴って新たな機会や課題が生じています。暗号通貨は新たな資産クラスになりつつありますが、透明性の欠如が大きな問題となっています。

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